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ガラスのパーツを重ねた皿(H.Y.さんの作品、N.Y.さんの作品)
最初はH.Y.さんの作品です。
まず、白いガラス板と透明のガラス板を作り、
透明の方をカットして長四角のベースを作ります。
そして、透明ガラス板の切れ端から葉っぱのパーツを作り、
白いガラス板でバラの花を作ります。
そのパーツを棚板に配置して(下の写真)
上からベースの透明ガラス板を置き、
低温で焼き付けた後、スランピング技法でお皿に成型しました。
ガラスのパーツは背面に焼き付けてあるので、
凸凹が邪魔になることなく、安心して使えますし
透明のガラスを通して立体的に見えるのが素敵です。
粉で絵を描くのは比較的簡単に出来ますが
ガラス板をカットしてパーツを作るのは時間も手間もかかります。
でも手間をかければ、その手間が作品の風合いに現れます。
シンプルなのに、目に新鮮で見応えのある作品になりました。
この作品を見て、「私も作りたい!」と言って作ったのが
下のN.Y.さんの作品です。
でも、まったく同じではなく、
N.Y.さんの工夫が盛り込まれています。
まず、淡く色を付けたガラス板を使っています。
色を付けたことで、ガラスを重ねたところの色が少し濃くなって、
透明のガラスとは異なる面白さがでました。
そして、鳥がくわえた枝の部分は、ガラス粉で描いています。
同じ手法でも、作り手が変わると作品が変化していきます。
その様子を目の前で見れるのが教室の面白さでもあります♪