ペンギンのオブジェ(ガラス教室のH.Y.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2025/07/27 (日) 12:39 水吉郁子
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H.Y.さんはペンギンが大好きです。
今回はペンギンのオブジェを作ることにしました。

まず、パーツ作りです。
ペースト状にしたガラス粉で
プラスチックシートに
ペンギンと子ペンギンの絵を描きます。
氷の大地と遠景の山も同様に描いて、
乾燥して、剥がして、焼きます。
大地と山とペンギンのパーツができました。

オブジェはガラスの層を4枚重ねて厚みを出し
自立できるようにするので、
どの層のどの位置に
パーツを配置するのか決めます。
遠くの雪山から近くのペンギンまで
距離に応じて四つに分けます。

この後、各層のガラス板を作ります。
棚板にオブジェ全体の形を表す四角を四つ描き、
それぞれにパーツを配置します。
そして、パーツの上から透明のガラス粉をかぶせて、
焼成して、各層のガラス板ができます。

これを重ねて、再度加熱して溶着します。
そして縁を磨いて形を整えて、
もう一度加熱して
表面を少しだけ溶かして滑らかにします。
これでペンギンのオブジェの完成です。

遠景から近景にかけて青い大地が重なり、
不思議な奥行き感が出て、
吸い込まれそうな気分になります。
この青が何とも言えない美しさを醸し出しています。
写真などで見る氷山のイメージってありますよね。
氷山の厚みのあるところが
深く濃い青い色になっている
そのイメージそのものです。

毎日暑い日が続いていますが、
こんなオブジェを眺めていると
少しホッとして癒されますね〜。