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縁周りが魅力の丸四角皿(Y.S.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2017/02/25 (土) 20:49 水吉郁子
IMG_7442_m.JPG
透明のガラス板を1センチほどの短冊状にカットして
それを高い温度で加熱すると、
底面が平らな蒲鉾のようなガラス棒ができます。
それをじーっと見ていたY.S.さん、
ガラス棒を活かした作品を作ることにしました。

まず、角の丸い四角の形に白いガラス粉を置き、
その縁周りに蒲鉾のようなガラス棒を置いて、
低めの温度で焼きました。
これで白いガラス板の縁周りに棒を並べたようなガラス板ができました。

そのまま仕上げても良かったのですが、
折角なので、棒の形を強調するために
ガラス棒の辺りに若草色のガラスの粉を薄く被せ、
棒の上のガラス粉を刷毛でなでるようにして棒と棒の間に落としました。
これで、棒の境目に線ができて縁周りの形が浮き出てきました。
棒の間に出来たシャープな線と
中央に向かってぼかした柔らかな色の対比がとても綺麗ですねー。

そして、中央部分の乳白色のところに
白いガラス粉を重ねて、厚みを増し、
最後、スランピングしてお皿にしました。

透明なガラスの棒、白いガラス粉、色のついたガラス粉、
素材感を生かした作品になりました。

素材に合った素直な方法で作った作品は
見ていて伸び伸びとした気分になります。
見ている人を心地よくするって
作品の大きな魅力の一つだと思います。

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