透明と不透明を組み合わせたペア皿(Y.M.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2018/10/18 (木) 16:25 水吉郁子
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主に、ガラスの粉で作るところから、
この技法をパウダーフュージングと呼んでますけど、
粉じゃなければダメ、という訳ではありません。
ロンデルという透明で気泡が入っていないガラス板(右の写真)
使うこともあります。
今回紹介するのは、そのロンデルと
ガラスの粉で作った不透明なガラス板を組み合わせた作品です。

まず、不透明色のガラスの粉と、透明色のカケラを組み合わせて
ロンデルと同じサイズの丸くて白い板ガラスを作ります。
透明なカケラの部分から不透明色のガラスが透けて見えるので
表情があるガラス板ができました。

次に、そのガラス板をカットして、
白い不透明なパーツを作ります。
そして、透明なロンデルの方も同じ形にカットして、
透明なパーツを作ります。
これで、同じ形をした
不透明なパーツと透明なパーツが1枚ずつできました。

そうしたら、パーツを並べて2枚のお皿にします。
2枚のうちの一方に透明なパーツを置いたら、
もう一方の同じ場所に不透明なパーツを置きます。
これで、透明と不透明の位置が
反転したお皿が2枚できます。

これを電気炉で加熱焼成し、
スランピング技法で成型してお皿の完成です。

2枚のペアの作るときの発想が面白いですね♪
似ているようで似ていない、
似ていないけど似ている、
長年連れそった夫婦を連想してしまうのは
私だけでしょうか?(笑)