複雑に色が重なった器(O.S.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2014/08/08 (金) 07:17 水吉郁子
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O.S.さんは水彩画やパステル画、そして写真などをガラス絵にした作品を作ってきました。

ガラスに絵を描くときは、粉にした色ガラスを使いますが、
粉状のガラスはどれも白っぽい感じに見えるので、色の感じを掴むのが大変です。
(このページの上の写真が粉ガラスの色です)
そのため、思い通りの色を出すために、
粉ガラスを置いて焼き、そして様子を見る、
という作業を何回も繰り返すことがあります。
それで思い通りの色が出ればよいのですが、
複雑に色が重なり合う絵画的な作品は色の表現が難しく、
思い通りにならない場合もあります。

そこで、O.S.さんはイメージ通りにできなかった作品を
器やぐい飲みに作り直しました。
沢山の色が重なり合うガラスからできた器は見ていて飽きません。
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