ガラスの粉を置き分けて絵を描く

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パウダーフュージング技法  2014/08/05 (火) 09:33 水吉郁子
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先日、ガラス粉からガラス板を作る方法を紹介しましたが、
今日はその続きで、ガラス粉で絵を描く方法を紹介します。

といっても、そんな難しい話ではありません。
要は、絵を描けばいいわけですから、
ガラス粉を置く棚板に直接鉛筆で下書きをして、
その通りに色ガラスの粉を置き分けていけばいい、というだけです。

でも、ガラスの粉はさらさらしているので、
スプーンでガラスの粉を置いていくと、境界部分で隣の粉と少し混じってしまい、
境界線がフワッとした感じになってしまいます。
それも悪くないのですが、パキッと境界線を出したい場合もあります。

そんなときに登場するのがもんじゃ焼きのヘラです。
これで線からはみ出た粉を整えながら粉を置くと、境界線がパキッとします。
キッチンの片隅で試行錯誤して始まったパウダーフュージング技法ですから、
身近なキッチン道具がよく出てきます。(笑)

昔懐かしいテレフォンカードも便利です。
もんじゃのヘラだと、力を入れすぎると棚板を傷つけちゃうことがありますが、
テレフォンカードなら適度に柔らかくて、それでいてコシがありますから、
粉を整えるにはこちらの方が便利かも。
さらに、適当な大きさに切れるところも便利です。

何を使うとより楽に楽しく作れるか思いを巡らせることも
結構楽しいんですよ~

それから、上の写真と下の写真を見比べればわかりますが、
焼く前のガラス粉は、どれも白っぽい感じの色で、
焼いてみないと本当の色がわかりません。
その辺が絵の具で絵を描くのと違って難しいところです。

電気炉で焼いてできたガラス板
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