水彩画をガラス絵に(O.S.さんの作品)
水彩画を長年描いているO.S.さんの2作目の作品です。
O.S.さんは、光を通して発色する絵を描いてみたいと、
パウダーフュージング技法を始めたそうです。
自宅で描いてきた写実的な絵のイメージ(下の写真)をそのままにガラス絵にしました。
まず、描いてきた絵に合わせて、ベースになる板ガラスを作り、
その上に色ガラス粉で描いていきます。
ガラスの粉は焼く前と後では色がぜんぜん違うので、
焼き上がった色を見て、描き足して再び焼いて、
という工程を何度も繰り返しました。
粉ガラスを置いた表面のでこぼこが残るように比較的低温で焼いたので、
厚く盛った部分と薄く塗った部分のテクスチャーが油絵のように見えます。
でも、光を通すガラスなので、
重厚感のある油絵とは異なる、さわやかで軽やかな印象の絵になりました!
下の写真は上の作品とほぼ同時進行で制作した3作目です。