人気(?)の新しい型

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ガラス教室の作品紹介  2015/09/25 (金) 10:43 水吉郁子
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IMG_3357_s.JPG 今年(2015年)の春、
新作として野原皿(細長皿)を作りました。(左の写真)
その際、今までにない形の細長い皿が作りたくなったので
新しい型を作りました。(上の写真)

その型を見て、私も作りたい! という人が何人も出てきました。
そして、同じ型を使った作品がこんなにできました。
同じ形だとかえってその人の個性が見えてきますねぇ。

最初はI.Y.さんの作品
淡いグリーンのベースに、
寒色系の三角形のカケラを並べてお皿にしました。
大空に高く昇る連凧を連想します。
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次はS.A.さんの作品です。
透明なガラスの塊に隙間なくストライプ模様を描き、
それを並べて焼くと、塊が繋がってストライプの不思議な模様の板ができます。
その板を細長皿の形に配置して
中央の部分に透明のガラスの粉を置きました。
不透明と透明のコントラストのある魅力的な作品になりました。
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次は海が大好きなI.N.さんの作品です。
まず、細長皿の形に透明なガラスの粉を置き、
皿の中央部分に青いガラス粉を振りかけました。
青い粉が細かいので、透明なガラス粉の粒子の隙間に入り込み、
焼成すると青い網目模様になります。
その網目模様が波のように見え、海のイメージのお皿になりました。
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次は、I.R.さんの作品。
トリコロールカラーの魚をイメージした細長皿です。
両端の尻尾と口を少し窪ませて、
魚の形そのままのお皿に仕上げました。
顔がついてると、なんか楽しいですねぇ♪
思わず笑ってしまいます。
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最後はI.Y.さんの作品です。
丸く切った白い板ガラスと
薄く粉を置いて作った編み目模様の丸いパーツを配置して
透明のガラスの粉をかけて仕上げました。
白い丸の表情の差で、丸が遠くに見えたり近くに見えたりして奥行き感じさせる
不思議な浮遊感のある作品になりました。
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