ボリューム感が魅力の香立(ガラス教室のO.R.さんの作品)
![IMG_4772_m.jpg](/yuko/files/u2/3/25/a/_m/IMG_4772_m.jpg)
O.R.さんは手元にカケラが沢山あったので、
それを使って香立を作ることにしました。
まず、カケラを加熱して角を丸くします。
これをパーツとして使います。
次、香立てのベースです。
厚さ2〜3ミリほどの蘇芳色のガラス板を作ります。
厚みのあるベースにしたかったので、
不透明の白いガラス粉と重ねて再度焼き、
厚みをもたせます。
このベースの上に、カケラから作ったパーツを並べ、
加熱して焼き付けます。
それを成型します。
ベースより少し小さいドーナツ型を石膏で作り、
その上にパーツを焼き付けた香立てを重ね、
加熱して成型します。
これで中央に窪みがあり、
縁周りが少し下がった形になりました。
これで完成です。
この作品のポイントは
ベースに厚みをもたせるところです。
一番シンプルなのは、
ガラス粉を厚く置いて板を厚くする方法ですが、
その方法だと色が濃くなり過ぎてしまいます。
板の厚みが増すほど色が濃くなるからです。
そこで、蘇芳色のガラス板を作った後、
その下に白いガラスの層を重ねる方法にしました。
これでちょうどよい色の濃さで、
ガラス板に厚みをもたせることができました。
この厚みによって
ボリュームを感じる作品になりました。
可愛くて力強い存在感が良いですねぇ。
色違いも作りました。
![IMG_4769_m.jpg](/yuko/files/u2/3/25/a/_m/IMG_4769_m.jpg)
![IMG_4770_m.jpg](/yuko/files/u2/3/25/a/_m/IMG_4770_m.jpg)
![IMG_4771_m.jpg](/yuko/files/u2/3/25/a/_m/IMG_4771_m.jpg)