ツブツブの反射がきらめくガラス絵(M.M.さんの作品)
ガラスのカケラを電気炉で焼くと、ガラスが溶けて角が丸みを帯びてきます。
もっと温度を上げると、ガラス全体が溶けて液状になり、
表面張力が働いて丸いツブツブになります。
ガラス板を切ったり削ったりして形を作ることもできますが、
熱をかけて溶かして作った自然な形は美しく、
決して手では作れない魅力があります。
そのツブツブの丸い形を生かして、M.M.さんはガラス絵を作りました。(上の写真)
ツブツブの表面は球状になっているので、
ツブの一つ一つが光を反射してとても綺麗です。
ツブツブを使っていない部分は着物の型紙を使って模様を付けました。
教室で使う電気炉の棚板は30センチ×40センチなので、
それ以上の大きさのガラスは作れません。
そこで、この作品は市販の写真フレームを利用して、
五つのパーツを一つにまとめました。
横幅約60センチの大作です!
フレームを見つけて、デザインを考えて、一つ一つの手順を整理して、
イメージを組み立てたからこそできた作品です。
見ていて気持ちがいいですねー♪
M.M.さんは他にもツブツブを生かした作品をいくつか作っています。
こちらも市販の写真フレームを利用したガラス絵です。
自作のチューリップの型を使って
背景に緑とピンクのガラスの粉をかけて焼きました。
チューリップそのものを白抜きにした表現が新鮮です。
この作品は、ガラスで写真フレーム形の透明の板を作り、
その上に色のバランスを見ながらツブツブを敷き詰めて焼き付けたものです。
後ろ側にガラス棒を付けてあり、横から写真をスライドして差し込むことができます。
(このページの下の写真と同じ方法です)
こちらは箸置き。
カラフルなお豆が並んでいるようで楽しい♪