カケラが見え隠れする長皿(T.K.さんの作品)
T.K.さんは、これまで、カケラを使った作品を作り続けてきました。
そして、作り続けることで、かけらの使い方が見えてきました。
まず、1.5センチ四方ぐらいの大きさにカケラを切り揃え、
それをなるべく隙間なく敷き詰めます。
そして、カケラの隙間を、
カケラの色合いに合わせたガラスの粉で埋めていきます。
このようにカケラの隙間を埋めるときは、
1色で埋めることが多いのですが、
その方法だと、カケラの色と隙間の色の組合せによって、
カケラの形が目立ち過ぎることがあります。
そこで、T.K.さんはカケラの色によって隙間を埋める色を変えて、
カケラの形がハッキリするところと、
カケラと隙間が一体化して見えるところを作りました。
そうすることで、変化と統一感の両方が感じられるようになりました。
最後、スランピング技法で長皿に成型して完成です。
色とりどりのカケラならではの柔らかな風合いが魅力の作品です。
T.K.さんは同じ方法で、ぐい呑みや小鉢を作っていて、
南浦和のギャラリー美沙和で開催中の
「パウダーフュージング7人展」に出展しています。
是非、みなさんお越しください。