おしゃべりな四角皿(ガラス教室のH.Y.さんの作品)


以前の作品(右の写真)で作った短冊状のパーツが
残っていたので
それを使って四角皿を作る事にしました。
同じ短冊のデザインだと面白くないので、
短冊を小さい四角にカットして並べるデザインを考えました。
そして、短冊をカットして並べてみたら
可愛いのでどんどんカットしていきました。
ところが、お皿全体を小さな四角で埋めるのは大変ですし、
パーツの量も足りません。
そこで、小さい四角で統一するのではなく、
短冊を組み合わせることにしました。
試しに並べてみたら、楽しい感じです。
棚板にパーツを並べ終わったら
上から乳白色のガラス粉をかぶせます。
慎重にガラス粉をかぶせていたのですが
途中でウッカリ触ってしまい、
小さな四角のカケラが動いてしまいました。
ちょっと残念な気持ちになったのですが、
とりあえず焼いてみて、
その後で考えることにしました。
乳白色のベースに
小さな四角と長細い四角を配置した板ができました。
キチンと並べたオレンジと黄色の四角が
左上の部分で乱れてますが、
小さな四角が動き出したようにも見えて可愛いので
それを強調したくなりました。
乳白色のベースを拡張し、
板の上の方に5ミリ角の四角を散らすことにしました。
四角を散らした後、上から透明のガラス粉をかぶせて、
焼いて、スランピング技法で成型して完成です。
明るい色と動きのある構成が楽しさを感じさせます。
色がケタケタと笑いながらおしゃべりして
動いて広がっていってるようです。
作品をひとつのデザインにまとめることにこだわらず、
自由に構成を楽しむ作者の緩〜い気持ちが作品に表れています。
色違いも作りました。
