爽やかな雨の小皿(ガラス教室のM.M.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2025/04/29 (火) 09:55 水吉郁子
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銀箔はガラスで挟んで焼くと
少し黄色味を帯びたホワイトゴールドのような色になります。
それはそれでゴージャスで綺麗なのですが、
M.M.さんは、以前、
「黄色味のない銀色の板ガラスが作りたい」と思って
プラチナ箔を使って銀色の豆皿を作りました。(右の写真)

そのときに出た銀色のカケラを使って
今回、雨の小皿を作る事にしました。

まず、銀色のカケラを雫の形にカットして
雨粒のパーツにします。

次に、淡い藤色のベース板を作ります。
ペースト状にした淡い藤色のガラス粉を
プラスチックシートに薄く広げて丸い円を描き、
乾燥させて、剥がして、焼きます。

同じ方法で白い雲も作ります。

藤色の丸いベースの上に雲と雫を置いて、
上から透明のガラス粉をかぶせて、
焼いて、
スランピング技法で成型して完成です。

可愛くデザイン化された白い雲、
大人色の淡い藤色とキラキラと光る銀色の雫、
可愛さと大人な組み合わせが面白いですねぇ。
初夏の爽やかな雨をイメージする小皿になりました。