クマのぬいぐるみの小皿(ガラス教室のN.Y.さんの作品)

光を通して透けて見えるのがガラスの魅力ですが、
背景に濃い色や黒い色を置くと
それが混ざって見えることで
くすんだ感じになり、沈んで見えてしまいます。
そんなとき、ペースト状にしたガラス粉を使う盛り塗り技法だと
透明色のガラス粉が不透明になり、
この問題を解決してくれます。
N.Y.さんはこの特徴を生かして
黒い背景の小皿を作る事にしました。
まず、黒いガラス粉のペーストを丸く広げて
背景になる黒いベースを作り、乾燥させます。
そこにペースト状にしたガラス粉で
クマのぬいぐるみを描きます。
そして、上から透明のガラス粉をかぶせて焼きます。
焼いて板状になったら
目、鼻、風船、ぬいぐるみの縫い目の線を描き加え、
それを焼き付けた後
スランピング技法で成型して完成です。
可愛いクマのぬいぐるみと黒い背景の組み合わせが新鮮です。
その独特な雰囲気が面白いなぁ。