鳳凰が並んだプレート(ガラス教室のH.M.さんの作品)
教室の作品紹介に、ときどき、
銀箔を焼き込んだ板を使った作品が登場します。
その銀箔の板は、
銀箔のサイズ(約23センチ角)に合わせて作ります。
銀箔はとても薄いため、
必要な分だけ切って、
残りをとっておくのが難しいからです。
すると、ちょっと銀箔が欲しいと思ったとき、
銀箔サイズの大きな板を作って、
ちょっとだけ使って、その後、
余った、結構大きめの板が手元に残ることになります。
H.M.さんの手元に、そんな銀箔の板がありました。
そこで、縁起の良い鳳凰が並んだプレートを
作ってみることにしました。
最初、絵柄を分解して、
パーツの形を決めます。
そして、その形に合わせて銀箔の板を
グラスカッターで大まかな形にカットします。
その後、ルータ(研磨機)で削って
細部を整えます。
次、ベースの板を作ります。
全体は黒で、鳳凰を囲む色は乳白色にしました。
そのベースの上に鳳凰のパーツを配置します。
このとき、鳳凰の部分はパーツの表面を上にして
その他の装飾は裏面を上にしました。
これは、銀箔の板が裏表で色が違うので、
(表がキラキラした色、裏が渋めの色)
銀箔の色に変化を持たせた方が鳳凰が際立つからです。
最後、加熱して焼き付けて完成です。
一つ一つのパーツの仕上げが丁寧で
作者の細かな配慮が作品に表れています。
完成度の高い作品ですね。
乳白色から透けて見える
柔らかな黒が美しい~♪
並んだ鳳凰もいいですね。
気品と上品さを感じます。
H.M.さんは、長野県松本市で
手作り雑貨や工芸品を販売するお店のスタッフで、
そのお店にこの縁起の良いプレートを飾る予定だそうです。
見かけたら良いことがあるかもです。(笑)