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鳳凰が並んだプレート(ガラス教室のH.M.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2023/04/30 (日) 08:27 水吉郁子
IMG_3946_m.jpg
教室の作品紹介に、ときどき、
銀箔を焼き込んだ板を使った作品が登場します。
その銀箔の板は、
銀箔のサイズ(約23センチ角)に合わせて作ります。
銀箔はとても薄いため、
必要な分だけ切って、
残りをとっておくのが難しいからです。
すると、ちょっと銀箔が欲しいと思ったとき、
銀箔サイズの大きな板を作って、
ちょっとだけ使って、その後、
余った、結構大きめの板が手元に残ることになります。

H.M.さんの手元に、そんな銀箔の板がありました。
そこで、縁起の良い鳳凰が並んだプレートを
作ってみることにしました。

最初、絵柄を分解して、
パーツの形を決めます。
そして、その形に合わせて銀箔の板を
グラスカッターで大まかな形にカットします。
その後、ルータ(研磨機)で削って
細部を整えます。

次、ベースの板を作ります。
全体は黒で、鳳凰を囲む色は乳白色にしました。

そのベースの上に鳳凰のパーツを配置します。
このとき、鳳凰の部分はパーツの表面を上にして
その他の装飾は裏面を上にしました。
これは、銀箔の板が裏表で色が違うので、
(表がキラキラした色、裏が渋めの色)
銀箔の色に変化を持たせた方が鳳凰が際立つからです。

最後、加熱して焼き付けて完成です。

一つ一つのパーツの仕上げが丁寧で
作者の細かな配慮が作品に表れています。
完成度の高い作品ですね。

乳白色から透けて見える
柔らかな黒が美しい~♪
並んだ鳳凰もいいですね。
気品と上品さを感じます。

H.M.さんは、長野県松本市で
手作り雑貨や工芸品を販売するお店のスタッフで、
そのお店にこの縁起の良いプレートを飾る予定だそうです。
見かけたら良いことがあるかもです。(笑)

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