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箔の風合いを生かした四角皿(I.A.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2018/04/02 (月) 15:19 水吉郁子
IMG_1501_m.JPG
I.A.さんは、昨年暮れからパウダーフュージングを始め、
毎回、色や作り方を変えて、
仕上がりを確かめながら作品を作っています。

最初の作品を作り終え、次は何を作ろうか、
と考えているときに眼に入ったのが
教室の隅にある作品置き場でした。(右の写真)
ここには、出来上がった作品や
制作中の作品が仮置きしてあります。
パウダーフュージング教室には
決まったカリキュラムがなく、
皆が自分で考えながら色々な作品を作っていますから、
ここには、作品を作る際のヒントが沢山あります。

I.A.さんが見た時、銀箔を焼き込んだガラス板が置いてあり、
その上品な金色が眼に留まりました。
それを見て、
「今度は金色のガラス板を作ります♪」
ということになりました。

通常、箔のキラキラを目立たせるために、
焼成した時に透明になる
ザラメ状の比較的大きな粒の粉を箔の上に被せます。
でも、I.A.さんは、いろいろと試してみたい時期なので、
銀箔を四つに区切って、
二つには和紙のような仕上がりになる細かいガラス粉、
残り二つには透明になるザラメ状のガラスの粉を被せました。

上の写真でわかるかしら?
左上と右下が細かいガラス粉を被せた部分で、
柔らかな色合いになってます。
一方、右上と左下はザラメ状の粗いガラス粉を被せたので、
金色がくっきり反射して見えます。

ガラスの色、ガラス粉の粒の大きさ、焼成温度、
いろいろな要素で作品の仕上がりは違います。
でも、どんな風に違うかは、
自分で試してみないと分かりません。
かといって、試すためにサンプルを作るだけだと、
作品を作った達成感がないので、
気持ちが盛り下がっちゃいます。(笑)

その点、この作品のように、
いろいろな要素を入れて作品を作ると、
試すこともできるし、達成感も味わえるし、
一粒で二度美味しくて良いですね。

そして、できた作品を毎日使って
眼に触れるようにすると、
細かい部分にまで、目が行き、
次は、ここをこうしてみようとか
いろいろアイデアが浮かんできたりします♪

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