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模様違いの楕円皿(T.K.さんの作品)
「3人の友人に贈るお皿を作りたいんです」とT.K.さん。
同じ形でデザインを変えて、
3枚の楕円皿を作ることにしました。
まず、1枚目。(上の写真)
透明のガラス板を四角くカットして
それを楕円の形に敷き詰め、
その隙間を、金赤という色と白い色のガラス粉で
刷毛を使って丁寧に埋めて、
電気炉で加熱焼成し、
透明の四角が浮かびあがる楕円皿を作りました。
金赤を不規則に置いて、色に濃淡を付けたことで
場所によって、透明の四角いパーツがハッキリ見えたり、
周囲に馴染んで見えたりして
見え方が面白い作品になりました。
2枚目(下の写真)は、
濃淡を付けた金赤の粉ガラスを楕円形に置き、
電気炉で焼成してガラス板にして、
その両端に、型紙を使って白いガラス粉で模様を付けて、
お皿にしました。
芽吹き始める春の風景を感じさせるお皿になりました。
3枚目は白いガラス板を細かく砕いて、
そのカケラを楕円形に敷き詰め、
上から透明なガラス粉をかけて焼き、
お皿の形にしました。
小さなカケラが重なり合って
それが奥行きを感じさせる味わい深いお皿になりました。
出来あがった三つの作品は、作り方も風合いも異なりますが、
形が同じで統一感が感じられ、組皿にも見えます。
それぞれ生活は異なるけれど、
会えば気が合う、共感できる友人、
そんな友人たちに贈るのにぴったりです。
プレゼントした3人の友人から
使ってみました! と写真が届いたそうです♪
どれも豪華な盛りで、お皿はちょっとしか見えないけれど(笑)
楽しく使っているのが伝わって、私も嬉しいです。
どんどん使ってくださいねー♪