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ガラスそのものを楽しむペンダント(ガラス教室のT.M.さんの作品)
T.M.さんは昨年夏から教室に通い始め、
いろいろな方法を試すことで
熱を加えたときにガラスがどんな風に変化するのか
楽しそうに探っています。
最初、小皿を何枚か作ったのですが、
そのときに出たカケラが綺麗だったので
それでペンダントを作ることにしました。
カケラの大きさはいろいろなので、
最初、丁度良い大きさに整えます。
大きすぎるカケラは適当な大きさにカットします。
形を整えるという感じではなく、
単に大きすぎるカケラを小さくします。
カケラのあるがままの面白さを引き出すために、
あえて形を整えない、という感じです。
大きいものはカットすれば良いのですが
問題は小さなカケラです。
これは何枚か重ねて焼くことにしました。
重ねて焼くと熱で溶けて、くっついて
大きくなってくれます。
また、何色かカケラを重ねると
色が混じりあって、一言で言えない
微妙な色になってくれます。
次は、整えたカケラを棚板に並べ、高温で焼きます。
熱で角が丸まったカケラがたくさんできました。
そして、紐を通すための穴のパーツを作ります。
最後、穴のパーツをカケラに焼き付けて
ペンダントの完成です。
熱で溶けてできた柔らかな形が美しい~♪
T.M.さんは
粉から作ったガラスの風合いや、
それが熱で溶けてガラスが丸くなること、
色が重なって微妙な色合いを作り出すことなど
パウダーフュージング技法を
新鮮な気持ちでとらえています。
その気持ちが伝わってきます。