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オレンジ模様の爽やかな四角皿(I.M.さんの作品)
オレンジの模様に切り抜いた紙を型紙として使い、
そこにガラスの粉を振りかけて焼き付けました。
ガラスの色は鉱物の化学変化によって色が作られています。
そして、ガラスの粉を混ぜて色を作るときの基本は
絵の具を混ぜる要領で考えればいいのですが
混ぜる色によっては混ぜた鉱物が科学反応して
思いもかけない茶色や黒っぽい色になる場合もあります。
これを黒化すると言います。
この作品もオレンジ色と黄色の2色を使って
型紙にガラスの粉を振りかけたのですが
焼きあがったらオレンジ色と黄色の接するところが
黒化して茶色っぽくなってしまいました。
その茶色っぽい色が渋く落ち着いた素敵な雰囲気を醸し出しています。
黒化しても作品の強度には関係ありませんので、
その化学変化した色合いを意識的に取り入れて作品を作ることもあります。
【2014年10月24日 追記】
I.M.さんから写真が届きました。
お皿にパンケーキを盛ってみたそうです。
一辺が約25センチの四角皿。
パスタとかサラダとか、何でも使いやすい、とのことでした。