龍が飛ぶガラス絵(H.M.さんの作品)
先日も書きましたけど、
カケラで作品を作るときの最大の問題は
丁度良いカケラがあるかどうかです。
カケラ箱に入っているカケラのほとんどは、
下の写真のような切れ端です。
比較的大きくて使い易いカケラは、
すぐに誰かが拾ってしまいます。
H.M.さんがカケラ箱を見たときも
小さなカケラばかりでした。
でも、しばらくじ~っとカケラを眺めた後、
妙に楽しげにニヤニヤし始めました。
何かアイデアが浮かんだようです。
いくつかカケラを拾って棚板に並べると、
見る見る間に雲の上を飛ぶ龍ができました。
龍の背鰭の部分の
ツノが突き出たようなカケラを見たときに
龍全体の絵柄が思い浮かんだそうです。
後は、龍の上に透明と白いガラスの粉を被せて
電気炉で加熱焼成して板ガラスを作り、
型を使ってU字型に湾曲させて
自立したガラス絵の完成です。(上の写真)
生き生きとした楽しげな龍が良いですね~♪
H.M.さんの制作中の楽しげな顔とダブっています♪
切れ端の、何でもないカケラでも
見る人にインスピレーションを与え、
制作のきっかけになるんですねぇ。