進化する描画(Y.K.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介, 使ってみました  2015/07/28 (火) 11:05 水吉郁子
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いろいろな色のガラスを使って、カラフルな作品を作れるのが
パウダーフュージング技法を特徴ですが、
上の写真のように、色分けしたガラス板に、線で絵を描いていくのは
簡単ではありません。
絵の具で絵を描くのとは逆の順番になり、脳の働き違うからです。

絵を描くのが得意なY.K.さんは、
その難しい方法に取り組んでいます。
最初の頃は、かなり時間をかけて絵を描いていました。
線を描く作業を続けると脳が疲れ、手が止まりますから、
そうしたら、他の作品を作って気分を変えて、また線描きに戻って、
ということを繰り返してようやく完成に辿り着く状態でした。
上の写真は、そんな最初の頃の作品です。

次の作品では、作り方を変えてみました。
ベースになるガラス板の色を一色にして、
その色を気にせずに自由に絵を描くようにしました。
こちらは楽に絵が描けるので、作者の個性がよく出ています。(2番目の写真)
以前紹介した鶴の小皿もこの頃の作品で、個性がよく出ています。
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そして、少しづつ手と頭が慣れてきたところで作ったのが下の豆皿です。
小さな作品ですが、ベースの板を色分けして、
ベースの色に合わせて線にも色を付けました。
ベースの色と線の色が調和して綺麗です♪
発色しているようにも見えますね。
少しづつ積み重ねていくことで、作品の幅が広がっています。
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さて、最後の写真はY.K.さんが自分の作品を使ってみたところです。
自宅で初スモークをしたので2番目の作品に盛りつけてみたそうです。
ラクダ色のお皿にスモークの色がぴったり?!(笑)
食べ進むと絵柄が見えてきて
おいしいなーと食べながら、次回作を考えたり...
そんな時間も素敵ですね~♪
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