進化するカケラ(T.K.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2017/04/14 (金) 15:47 水吉郁子
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ガラスの粉は白っぽく見え、仕上がりをイメージし難いので、
粉から作品を作る方法は慣れが必要です。
その点カケラを使う方法は、
もう板になっているので、仕上がりを予想しやすく、
初めの人におすすめの方法です。

パウダーフュージングが初めてのT.K.さんも
カケラを使って作品を作ることにしました。

初めは、早く作品を仕上げて使ってみたいという気持ちが強いので、
カケラを散りばめてガラス板を作ったら、
そのままお皿にする人が多いのですが、
T.K.さんは、一手間加えて、
カケラで作った板をカットしてパーツを作り、
そのパーツで作品を作りました。

最初は、上の写真から。
この作品は、カケラで作ったガラス板を
そのままお皿にするのではなく、
一度、楕円皿の底の形に合わせてカットして、
その周りのリム部分にカケラとガラス粉を付け足して、
楕円皿に仕上げてあります。

そのため、色とりどりのカケラで作った
綺麗な楕円形の底が目に写り、
それが、完成度とある種の気持ちよさを感じさせます。
掛けた手間が表れている作品ですね。

次は、下の写真。
こちらは、赤系の小さなカケラに
透明なガラス粉をかけて焼成したガラス板を、
小さな四角にカットしてパーツを作り、
それを市松模様に並べて、
上から透明なガラス粉を掛けてガラス板にして
それを四角皿にしました。

透明の中に、カケラが市松模様になって
さりげなく見え隠れしているのがいいですね~♪
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