模様を立体的に見せるマドラー(ガラス教室のT.Y.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2025/04/06 (日) 11:41 水吉郁子
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T.Y.さんは模様を立体的に見せたいという思いで
マドラーを作りました。

まず、ベースになる板を作ります。
棚板に長方形にグリーンのガラス粉を置き、
その一辺に2センチほどの幅でピンクの粉を置きます。
これを焼成して
一辺がピンク色、その他がグリーンの板ができます。
それを棒状のマドラーの形にカットして
ベースができます。

次に、マドラーに乗せる模様のパーツを作ります。
濃いグリーンや赤など、ガラス板を作り、
それをデザインに合わせてカットして
形を整えます。

そのパーツをマドラーのベースに置いて、
低めの温度で焼き付けて、マドラーの完成です。

パーツを完全に溶かすのではなく、
パーツの形が残るように低めの温度で溶着したことで
立体的に仕上がりました。

こういう仕上げの場合、
パーツがそのまま見えるので
パーツの形が甘かったり、
縁をきれいに整えないと
作品の粗さが目立ってしまいます。
この作品は一つ一つのパーツがとても丁寧に整えられていて
その形の心地よさと立体感が魅力の作品になりました。

同じ方法で四角皿も作ってみました。
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