大きなチェック柄が魅力のボウル(ガラス教室のM.A.さんの作品)
M.A.さんは陶芸で制作活動していて
1年ほど前から教室に通い始めました。
既存のカケラを使っていくつか制作した後、
自分で一から作ってみることにしました。
シンプルなチェック柄のボウルです。
工程はシンプルです。
まず、チェック柄の元になるガラス板を作り、
それを2センチ幅の短冊状にカットし、
格子に並べ、上から透明のガラス粉をかぶせて
加熱焼成シた後、丸く形を整えて
スランピング技法で成型して完成です。
作り方はシンプルですが、
色やチェックの大きさなどのイメージが
頭の中にある様子で、
作る際にいろいろ考えながら作っていました。
たとえば、短冊状にカットしたガラス板を
格子状に並べて、その間隔を調整する、
という作業を繰り返していました。
赤と黄色の明るく抜けた色合いと
大きめのチェック柄の組み合わせに
おおらかさと爽やかさを感じるボウルになりました。
チェック柄って昔からよくある柄なのに、
どこか新鮮な感じがします。
M.A.さんは 「ガラスは透明の質感が新鮮で面白い」と言い、
陶芸にはないガラスの魅力を感じているようです。
小皿も作ってみました。
ガラスは透けるので
重ねると柄が複雑になって面白い。