風呂敷包みを背負った犬の小皿(N.M.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2016/09/17 (土) 16:14 水吉郁子
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犬の形の小皿が作りたい、というN.M.さん。
デザイン画を見ると、そこには、
グリーンの風呂敷包みを背負った茶色い犬の後ろ姿。

そのままガラス粉で絵にする方法もありますが、
風呂敷包みのグリーンと、犬の茶色の2色では
後ろ姿をうまく表現できないように思ったので
レリーフ状の半立体に仕上げてみることにしました。

まず、茶色のガラス板を作り、
それをカットして犬の全体の形を作ります。
もう一枚、犬のお尻の部分を作って、
その上に重ねます。
ガラス板を重ねることで、
お尻が後ろに出っ張っている様子を表現します。

次に、グリーンの板を作ってカットし、
風呂敷包みの形にして、その上に重ねます。

そして、重ねたガラス板を低温で加熱して溶着します。

その後、茶色のガラス粉を
クルンと巻いた尻尾の形に盛り上げて置いて、
もう一度焼成します。
低温で焼いたので、ガラスの粉のざらざらが残って
尻尾がふさふさしてる感じが出ました。(下の写真)

最後、スランピング技法で成型して、
犬のお皿の完成です。

厚紙を扱うようにガラス板を重ねてみたり、
ガラス粉を盛り上げて尻尾を形作ったり、
感覚のままに、ガラスを自由に扱っているところがいいですねぇ。
丸まった尻尾がかわいい♪
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