月夜に浮かぶ猫のガラス絵(ガラス教室のE.H.さんの作品)
E.H.さんは今年(2024年)から
パウダーフュージング教室に通い始めました。
パウダーフュージング教室には決まったカリキュラムがなく、
自分が作りたいものを作る方式なので、
何を作ろうかと考え、
友人が描いた絵を元に、ガラス絵を作ることにしました。
制作工程は
背景となる青い色のグラデーションのガラス板作りから始まります。
青系のガラス粉をグラデーションになるよう棚板の上に置き、
焼成すると板ができます。
次はパーツです。
プラスチックシートに
月と木と地面と猫を描き、乾燥させて、焼くと
パーツができます。
できたパーツを背景のガラス板の上に配置し、
雲や木の枝など細かなところを描き加えます。
そして、上から透明のガラス粉をかぶせて、
焼いて、
ガラス絵の完成です。
元の絵は無彩色に近い色合いだったのですが
E.H.さんは色味を青系に変えてみました。
紫がかった木と地面の縁に緑を配色し、
色味を加えたことで
青いグラデーションに変化と厚みがでました。
空のガラス板は透明の仕上がりに、
実態のある木や地面や猫は
不透明の仕上がりにしたことで
どこまでも広がる夜空のイメージができました。
この作品、なんと、E.H.さんの初作品です。
初めてでここまでできるなんて凄いなぁ。
向こうが透けて見えるので
光が射し込むところに飾ってみたくなります。