隈取りの四角皿(ガラス教室のN.M.さんの作品)
N.M.さんは歌舞伎が好きで
隈取りをモチーフにして器を作るとこにしました。
制作工程に従って説明しましょう。
まず、目、鼻、口などの小さな「隈」のパーツを作ります。
プラスチックシートに隈を描き、
乾燥して、はがして、焼けば隈のパーツができます。
この状態だと、小さなパーツの数が多く、扱いにくいので
顔の形にまとめます。
顔が9個分の
大きな白いガラス板を作り、
それぞれに隈を配置して
上から透明なガラス粉をかぶせて、焼いて、
九つにカットします。
これで顔ができました。
次は、その顔を四角い小皿に仕上げます。
小皿のサイズのスモーク色のガラス板を作り、
そこに顔を置き、
顔の横に歌舞伎カラー(?)の黒、緑、朱の
四角いガラス片を配置して、
上から透明のガラス粉をかぶせて焼いて、
スランピング技法で成型して完成です。(最初の写真)
絵柄も全体の形もキマっていて
心地よい迫力のある作品になりました。
隈取りのインパクトのある形と
ガラス粉の柔らかな風合いの組み合わせが良いですねぇ。
顔のパーツは9個あるので、
残りで豆皿とボウルも作ってみました。(下の写真)
顔のパーツはまだ残っています。
どんな作品にしようか思案中~