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波間に浮かぶ蟹の大皿(ガラス教室のM.M.さんの作品)
パウダーフュージング教室には
決まったカリキュラムがありません。
受講者各自が何を作るか考え、
私と相談しながら、使う技法や制作工程を決めて、
制作作業に入ります。
そういうやり方なので、
各自が自分で制作のアイデアを考えないといけません。
上の作品は
お店で見かけたバッグの絵柄がとても印象的だったので、
それをヒントにしたそうです。
M.M.さんは特にカニが好きというわけではないのですが、
カニの絵柄が目に留まったそうです。
作品のヒントを探そうという気持ちがあると
何の変哲もない物や風景が新鮮に見えてきます。
作ること自体も楽しいのですが
ものを見る目が変わってくるところが
物作りの楽しさだと思うんですよね~。
制作の姿勢だけでなく、
作品自身にも面白い点があります。
それはカニの絵や白い砂浜が
くっきりとクリアに見えるところです。
光を通す透明色だと
色が混じった感じになってしまい、
少し沈んだ感じになるので、
それを避けるために
不透明に仕上がる盛り塗り技法で描いてあります。
赤と青と白のコントラストが鮮やかで爽やかですね~♪