A.M.さんは、ガラスの粉を引っ掻いて模様を描く
スクラッチ技法で長楕円皿を作ることにしました。

まず、長楕円の透明のベース板を作り、
そこに淡い渋めの紫がかったガラスの粉を薄く置きます。
そこに綿棒で引っ掻いて木の模様を描き、焼きます。

焼きあがったものを見ると
木立の模様は綺麗に描けていたのですが、
淡い色が空気に溶け込んでしまって
せっかく描いた木立が沈んでしまってます。

でも、大丈夫。
目立たない淡い色でも、白い背景の上に置けば
よく見えることは分かっているので、
ガラスの裏面に白いガラス粉を焼き付けることにしました。
2枚目の写真です。

ガラス板を裏返して白いガラス粉を全体に薄く置き、
こちらにも同様にスクラッチ技法で木立を描いて、
再度焼き付けてスランピング技法で成型し、
長楕円皿の完成です。

表と裏の両方に
スクラッチ技法で木立を描いてあるので、
木立に奥行きが出ました。
木立の風景からストーリーが広がります。