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現代絵画のような四角皿(ガラス教室のT.Y.さんの作品)
T.Y.さんは今年の8月から教室に通い始めました。
そして、最初に目が向いたのが教室の隅にある「カケラ箱」でした。
そこには、切り落としたカケラや失敗したガラス板がたくさん入っていて、
教室の人は誰でも自由に使うことができます。
一種の廃棄物ではありますが、
ガラスの粉で一から手作りしたものですから、
小さなカケラでも一つ一つ個性があり、
手作りならではの深い色合いのカケラもあります。
そのカケラを主役にして作品を作ることにしました。
そのカケラに合うカケラをいくつか選び、
短冊状にカットして並べ、
上からガラス粉を被せて、
最後、スランピング技法で成型して四角皿の完成です。
上から被せたガラス粉が、はみ出した状態で焼いたので、
四角皿の縁の部分がランダムな曲線になっています。
削って真っ直ぐに仕上げることもできますが、
「世の中にはキチンとしたものばかりでつまらない。
せっかく自分で作るのだから
熱が作った自然な形を大事にしたい!」
ということで、そのままの形で仕上げました。
作品に作者の意志が反映されてます。
色のバランスや配置も良くて、
現代絵画のようにも見えます。
壁に飾って絵としても楽しめるかも♪