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重なり合う葉っぱのフットランプ(H.Y.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2019/11/12 (火) 16:55 水吉郁子
IMG_20191109_093246_m.jpg
H.Y.さんはステンドグラス工房で教室を開催したり、
ステンドグラスの作品を受注制作している作家さんです。
パウダーフュージング技法に興味を持ち、
今年から教室に通い始めました。

最初は、例によって、
カケラを使ってガラス板を作るところからです。
全体が調和するよう色を合わせてカケラを選び、
棚板の上に並べて
上から透明のガラス粉をかぶせて
電気炉で焼いてガラス板を作ります。(2番目の写真)

焼きあがったガラス板を見て、H.Y.さんは
「こんな簡単に自分でガラス板を作れるなんて!」
と大感激です。
ステンドグラス技法は市販のガラス板を使う例がほとんどで、
市販品だと思い通りのガラス板を入手できないこともあります。
それが、パウダーフュージングだと
いとも簡単に自分でガラス板を作れるので、
そこに感激したんですね。

この後、普通は、ガラス板をカットしたり、
模様を描いたりして、作品を仕上げていくのですが、
H.Y.さんはガラス板を持ち帰って
自分の工房でステンドグラス技法で
フットランプに仕上げました。(上の写真)

周りに葉っぱをあしらったことで
ガラスの中に焼き込んだカケラが
重なり合った葉っぱを連想させ
野山の香りを感じる作品になりました。
あかりを灯すと、金属のはっきりしたシルエットと
カケラの柔らかいシルエットの対比が面白いですね。(1番下の写真)
風情もあって素敵です。

私思うんですけど、ステンドグラスって、
パウダーフュージングと相性いいんじゃないかしら。
両方を融合させると、
それぞれの技法の良さが倍増するような気がします。
これからの作品が楽しみです♪

カケラで作ったガラス板。
image1-1_m.jpg

フットランプに灯りを灯したところ。
image1b_m.jpg

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