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メキシコ風の小皿(M.S.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2018/02/12 (月) 13:21 水吉郁子
IMG_1033_m.JPG
メキシコのイメージで
サボテンと唐辛子の形のお皿を作りたい!
という気持ちから制作は始まりました。

まず、左側の緑のサボテンから。
最初、濃さが違う2色の緑色のガラス粉で
四角いガラス板を作ります。
これがサボテンのベースになります。

この後が問題です。
材料が紙ならサボテンの形に切り抜くだけですが、
ガラス板はそういう訳にはいきません。
胴体から腕のように枝が突き出てますけど、
その部分の輪郭を見ると、
胴体と腕の間がV字形に凹んでいることになります。
こういう凹んだ形にガラス板をカットしたり、
削り込むのは至難の業だからです。

そこで、一旦、胴体部分と、腕が2本、
というパーツを作り、
それを電気炉で加熱溶着させて
全体の形を作ることにします。
これなら、難しいカットはないし、
削り込む必要もありません。

加熱溶着が終わり、全体の形ができたら、
縦に線を描き加え、頭に花をあしらい、
スランピング技法で成型してサボテン皿の完成です。

最初は、これで終わりの予定だったのですが、
胴体部分と腕2本をカットした残りの切れ端が
多めに残ったので、それを活かして
もう一枚サボテン皿を作ることにしました。
右下のサボテンです。

緑のガラス板をランダムな形にカットして
サボテンの形に並べ、
隙間を黄色いガラス粉で埋めて焼成し、
スランピングして出来上がり。

もう一つの赤い唐辛子のお皿は
赤いガラス粉を唐辛子の形に置いて焼き
黒いカケラで作った柄を重ねて再度焼き、
スランピング技法で成型しました。

サボテンも唐辛子も、
形も色も、楽しい! かわいい!
何を置きましょう♪
それを考えるのも楽しい作品になりました。

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