最初に、中心部分がピンクで、その回りが黄緑の
同心円の丸いガラス板を作ります。
その黄緑のところに緑の線を放射状に描き、
中央部分にも同じ緑色で点を描いて、
さらに丸い赤いガラスの粒を置き、
低温で焼き付けました。
そして、サギング技法でぐい呑みの形に成型して完成です。

サギング技法で成型すると、
ガラス板が溶けて落ち込むことで
ぐい呑みの形になるのですが、
落ち込むときに、ぐい呑みの縁周りの部分が伸びます。

その伸びる部分に描いた緑色の線が
自然な感じで伸びて細い葉っぱになりました。
底の部分に置いた赤くて丸い粒は
伸びずに丸い形を保って、花になりました。
熱によるガラスの変化を理解しているから
できた作品です。

お酒を満たすと、底にある赤い花が揺れる
魅力的な作品になりました。