作品を作ったとき、
ガラスの粉が余ってしまうことがあります。
これまで、その余ったガラス粉で作った作品を
いくつか紹介してきました。
この作品も余ったガラスの粉で作ったものですが、
どうせ余りものなんだから、ちょっと遊んでみようということで
いろいろなガラス粉を棚板に置いた後、
指でぐりぐり混ぜてみました。

ガラス粉を混ぜると
電気炉で加熱したときに、
ガラス粉が溶けて化学変化し、
予想しなかった色になることがあります。
さあ、どうなるでしょう。

結果は成功でした。
色がにじむように混ざって、
何色とも言えない不思議な色の
面白いガラス板ができました。
その不思議さがいいですね～。素敵！

S.M.さんは、その板をじっと見てイメージを広げ
絵を描き始めました。
丸や線があります。
何だか分からないけど、生き物らしいものもいます。
「これは何？」と聞いたら
「宇宙人でぇ～す♪」
なるほどぉ。
青い色が渦巻き状に混ざったところは
宇宙を連想させます。

絵を描いた後、サギング技法で成型して、
ボウルの完成です。
丸いボウルを上から覗くと
そこに不思議な宇宙が広がっています♪