カケラを使って愛犬のガラス絵を作りました。

細かいガラス粉を焼成してガラス板を作ると、
和紙のような柔らかい風合いになります。
その柔らかな風合いを背景にして、
カケラで犬を描こうと思いました。
でも、カケラと細かいガラス粉を一緒に焼成すると
穴が空くことが多く、失敗する可能性が高くなります。

そこで、予め細かいガラス粉でガラス板を作り、
その上にカケラを置いて犬を描くことにしました。（2番目の写真）
カケラだけでも絵柄は表現できますが、
カケラの間にオレンジ色のガラス粉を置いて、
犬の形を浮かび上がらせることにしました。（最後の写真）
そのままだと、絵の部分が背景のガラス板から盛り上がってしまうので、
背景部分にもガラス粉を置き、全体を平らにしました。
そして、電気炉で焼成してガラス絵の出来上がりです。

手間を惜しまず、背景のガラス板を作ったことで
穴が空く心配がなくなりました。
そして、安心して制作できた
その心の楽さが作品に表れるのか
のびのびとした、存在感のある作品になりました。
急がば回れってことですねぇ。

カケラを配置して犬を描いているところ


カケラの間にオレンジ色のガラス粉を置き、筆でならしているところ