幅5センチ程度の棒状に薄いピンクのガラス粉を置き、
その上に濃いピンク色の粉を重ねて、
これを繰り返して、ガラス粉を細長く、てんこ盛りにして
電気炉で焼成してガラスの棒を作り、
それを端の方から順に厚さ1.5センチくらいにカットして
花の絵を描いて箸置きを作りました。

箸置きは中央部分に窪みを作ることが多く、
そのやり方はいくつかありますけど、
削ったりして、ちょっとひと手間必要なのですが、
この作品は、最初にガラス粉を棒状にてんこ盛りした後、
長い棒で上からぎゅっと押して、粉を凹ませてから
焼成することで窪みを作ってあります。

簡単に言えば、
粉をてんこ盛りにして焼いてカットしただけ！
そんなことで箸置きが作れるのかと、
私も興味津々だったのですが、
やってみたら、うまくできました。

しかも、できた形が柔らかく、おいしそうに見えます。
さらに、凹ませた部分は下の層の色が見えて
粉ガラスならではの色の面白さも出ました。（2枚目の写真）

こんな安易な（失礼！）方法でできちゃうんですねぇ。
パウダーフュージングって自由だなぁ。
いや、作者のY.R.さんが自由なんだ！