このページにコメントを付ける
あじさいのガラス絵(ガラス教室のK.K.さんの作品)
K.K.さんは以前から
ガラスフュージングでガラス制作をしています。
そして、今年の7月からパウダーフュージング教室に通い始めました。
その初作品を紹介します。
最初は何から始めようかと迷っていましたが、
カケラ箱に入っていた
大きめの緑のカケラや、小さめの紫のカケラや、
スカイブルーのカケラの色を見て
インスピレーションが湧き
あじさいのガラス絵を作ることにしました。
カケラを使って絵柄を描くときは、
カケラを置く位置が分かるように
比較的細かな下絵を描き、
その通りにカケラを置いていくことが多いのですが、
K.K.さんは
棚板に花全体を表す丸をサッと描き、
葉っぱも位置が分かる程度に簡単に描くだけでした。
「それで良いの?」と思わず聞いてしまうほど、
ザックリの下絵です。
「大丈夫で〜す」と
手慣れた様子でサッサとカケラをカットして
花と葉っぱを並べていきます。
花の中心は花びらをカットした時に出た
切り落としたカケラを乳鉢で粉砕して
パラパラっと中心に散らします。
そして、上から透明のガラス粉をかぶせて焼きます。
焼き上がったガラス板に
葉っぱの葉脈などを絞り出し技法で描き加えて
再度焼いて、あじさいの花のガラス絵の完成です。
全体のバランスが美しく
花びらの大きさを変えたことで
花全体の遠近感も出ました。
驚くほど簡単な下絵でしたが
頭の中に仕上がりのイメージがハッキリしてたことと
サクサクとガラスをカットできる技術と経験があることで
活き活きとしたあじさいのガラス絵になりました。