ストライプ模様の中皿(ガラス教室のI.Y.さんの作品)

ガラスにはいくつも技法があって、
技法が違うと、ガラスそのものの風合いが異なりますし、
形や絵柄も違うものになります。
たとえば、吹きガラスでは簡単にできることが
パウダーフュージングではできなかったり、
逆に、パウダーフュージングでは普通のことが
吹きガラスではできなかったりします。
ですので、複数の技法を使うと
できないことを補え合えるので
作れる作品の幅が広がります。
I.Y.さんは、長年、
パウダーフュージングとパート・ド・ヴェールで
作品を作ってきました。
吹きガラスにも興味を持っていたのですが
体力面に自信がなかったので躊躇していました。
でも、パウダーフュージング教室で
吹きガラスの作家さんに出会って話しているうちに
吹きガラスもやってみたい!と言う気持ちになり、
2年前、吹きガラスを始めました。
そして、吹きガラスとパウダーフュージングを組み合わせて
作品を作ることにしました。(上の写真)
まず、色棒のパーツ作ります。
太い棒ならパウダーフュージング技法でできるので、
パウダーフュージング技法で作ります。
ガラスの粉から板を作り、短冊状にカットすると、
きしめんのような棒ができます。
上の写真のグレーと白の太い棒がそれです。
細い棒はパウダーフュージングでは難しいので、
吹きガラスで作ります。
溶けて水飴状になったガラスを吹き竿に巻き取って
そのガラスの端っこをつまんで棒状に伸ばします。
上の写真の赤と紺の細いガラス棒がそれです。
次に、棒を焼き込んだ板を作るのですが、
そこはパウダーフュージング技法を使います。
吹きガラスは回転させながら形を作るのですが、
回転させるときに形が歪んで
棒が真っ直ぐにならないからです。
パウダーフュージングなら、棒を棚板の上に並べて
上から透明のガラス粉をかぶせた後、
動かさずに加熱焼成しますから
棒は真っ直ぐなまま焼き上がります。
最後に、板の形を整えて、スランピング技法で成型して
ストライプの模様の中鉢の完成です。
吹きガラス技法とパウダーフュージング技法を
組み合わせることでできた
I.Y.さんならではの作品です。

