2分割の色が響き合う小皿(ガラス教室のM.Y.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2024/05/12 (日) 10:43 水吉郁子
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長い間制作していると余った粉が溜まってきます。
パウダーフュージングの色ガラス粉は
焼成する前の粉の状態だととても淡く白っぽい色なので
焼成しないと色がわかりません。

そこで、M.Y.さんは手元にあった粉を
一旦焼成してガラス板にして
すべて板ガラスにしてから
何を作るか考えることにしました。

少量づつ残った粉を焼いてガラス板にすると
小さめの丸い板ガラスが沢山できました。
どのように使おうか迷ったのですが、
小さな丸の形をそのまま生かして
シンプルに色を見せる方法で作品にしてみました。

丸いガラス板を半円状にカットし、
二つ合わせて棚板に置き
上から透明のガラス粉をかぶせて焼き、
スランピング技法で成型して完成です。

物作りが好きな人は
ついあれこれと模様や絵を描きたくなるものですが、
こういうシンプルなデザインもいいですね。
潔さを感じさせますし、
目に鮮やかで色の魅力が引き立っています。
色違いが並んだところを見てみたいなぁ。