顔の小皿(F.N.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2016/10/25 (火) 08:05 水吉郁子
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私の顔シリーズの小皿を見て、
「私も作りたい!」とF.N.さん。

まず、棚板に頭と顔と胴体の部分を形どった下絵を描いて、
その下絵の通りにガラス粉を配置し、
そして、一度焼成してガラス板します。
そこに、線で細かい模様を描き加え、
もう一度焼成して、線をガラス板に焼き付けます。
最後、スランピング技法でお皿の形に成型して完成です。

見た目はかわいい小皿ですけど、
慣れが必要な難しい工程がいくつかあります。
まだ始めて日が浅いF.N.さんの手に余らないか少し心配でしたが、
一つ一つ、丁寧に作業を進め、
失敗せずに見事に作り上げました。
思わず笑ってしまう顔がいいですね~♪

顔の皿は、私がパウダーフュージング技法を始めた頃から
ずっと作り続けている作品です。
多いときで年間1000枚以上、
今でも年間400~500枚ぐらいは作っています。
全部違う顔なのですが、展示会などでお客様から
「どの顔も作ったあなたにそっくりね」と言われてしまいます。
人に言われても、そうかなぁ~、という程度で
今一つピンと来なかったのですが、
この作品を見て、よく分かりました。

出来上がったお皿は作者にそっくり!
特に左側のお菓子を持っている顔は作者そのもの!(笑)
人生で一番長く見ている顔ですから
似ちゃうんでしょうねぇ。