銅線で描いた繊細な植物の長皿(N.M.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2018/01/16 (火) 14:03 水吉郁子
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ガラスの粉で絵を描けるところが
パウダーフュージング技法の特徴の一つです。
細い線で描いた繊細な絵は綺麗ですから、
私も一時期、細い線で沢山絵を描きました。

でも、均一な細い線を描くのはちょっと難しくて、
太くなったり細くなったり、線が途切れたり、
慣れないと上手く行きません。

そこで、N.M.さんは銅線を使って模様を描くことにしました。
銅線なら細い均一な線が簡単に出せます。

銅線は焼くと黒に近い濃い赤茶の色になります。
N.M.さんは銅線を使ったことがあるので、
その経験から、銅線の色に合うように
白と茶色の縞模様でベース板を作り、
その上に銅線を置くことにしました。
ベース板に銅線を置いたら、
上から透明なガラス粉を被せて焼成し、
スランピング技法で成型すれば、長皿の完成です。

柔らかなガラスの色と、
シャープな銅線の対比が美しい、
落ち着いた雰囲気の作品になりました。

ベースの白と茶色のガラスが少し余ったので、
一回り小さな長皿も作ってみました。
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