K.K.さんは銀箔の表情や風合いが好きで、
これまで銀箔を使った作品を多数作ってきました。
そして、もうすぐお正月なこの季節、やはり銀箔です。

まず、銀箔を焼き込んだガラス板を作ります。
ガラス粉、銀箔、ガラス粉という具合に3層構造にして
加熱焼成します。

それを丸くカットして、サギング技法で成型し、
ぐい呑みに仕上げました。（最初の写真）

上の作品を作るとき、
ガラスをカットした切れ端のカケラが出ました。
それを使ったのが下の作品です。
縁回りにカケラがくるように、
棚板の上に丸くカケラを置いて、
上から薄いブルーのガラス粉を被せて焼き
サギング技法で小鉢に成型しました。


カケラとして使うには小さすぎる
とても小さな破片も出ました。
K.K.さんはそれも上手に使い切ります。

小さな破片の大きさを揃えるために、
豆粒くらいの大きさに砕いて
棚板に平たく置き、
透明のガラス粉を被せて焼いた後、
サギング技法で成型してぐい呑みの完成です。
（3枚目の写真）


上の作品と同じ豆粒大のツブを使って
イヤリングも作りました。（下の写真）

最初に作った銀箔のガラス板を
余すことなく全部使い切りました。
すごいですねー
素敵なお正月になりそうです。