A.S.さんは手元に不透明のガラスパーツがあったので
それを使ってボウルを作ることにしました。

まず、赤、緑、青のガラスパーツを
1センチ角ほどの四角にカットします。
そして、緑と青は四角いまま使い、
赤は高温で焼いて丸い粒にします。

透明で丸いベースのガラス板に
四角いパーツと丸い赤い粒を配置します。
これを葉っぱに見立てて
茎を絞り出し技法で描き加えます。
そして、上から透明のガラス粉をかぶせて焼き、
スランピング技法で成型して完成です。

光が透けるのがガラスの魅力ですが、
透明の中に透明色のパーツを置くと
周囲と馴染んでしまい、
くっきりとした感じになりません。
その点、この作品のように不透明色を使うと
透明の中で輪郭がはっきり見えて、
色も鮮やに見えます。
ボウルの縁回りに描いた花と葉っぱが
浮き上るように立体的に見え、
目が惹き付けられます。

真上から見ると
クリスマスリースのようにも見えます。（下の写真）
クリスマスの季節にピッタリですね。