花がいっぱい(F.T.さんの作品)
以前紹介した「春香る噐」を作ったF.T.さん。
花のモチーフと型の形が調和したこの作品がとても気に入ったので
花びらの色や形を変えて、同じ型で花の噐を沢山作ってみました。
上の写真はコバルトブルーの花形の板を作り、
桜のパンチでくり抜いた銀箔をあしらって噐にしたものです。
深い色と箔の組み合わせが魅力です。
他の作品も紹介します
一つ一つは色も工程も異なりますが
同じ型で作っているので統一感があり
色とりどりの花が咲く、花畑のようです。
赤系のカケラを使い、
白いガラス粉で間を埋めました。
ガラス粉の独特の柔らかな風合いが素敵です。
こちらは青系のカケラを使い、
カケラの間を透明のガラスの粉で埋めて噐にしました。
花びらの形も変えてみました。
銀箔のガラス板を作り、花の形にカットして、
縁回りにミルフィオリを低温で焼き付けました。
とても華やかで盛り付けた料理が映えそうですね。
透明のガラス粉に金赤を混ぜてベースを作り、
そこにミルフィオリを焼き付けました。
縁から拡散するように焼き付けたミルフィオリに
動きが感じられ素敵です。
白と青のカケラを散らして
上から透明のガラス粉をかけて、
桜型の噐にしてみました
カケラを一度加熱して丸いツブ状にして、
色とりどりにちりばめてみました。(下の写真)
同じ方法で繰り返し作ると
作品の仕上がりをイメージできるようになります。
どうなるか分からない状態で制作するのと大違いです。
色や柄が異なる器なのに、まとまりがあるように感じるのは
そういう理由からだと思います。
バリエーションのある作品群になりました。