花がいっぱい(F.T.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2017/10/10 (火) 22:50 水吉郁子
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以前紹介した「春香る噐」を作ったF.T.さん。
花のモチーフと型の形が調和したこの作品がとても気に入ったので
花びらの色や形を変えて、同じ型で花の噐を沢山作ってみました。

上の写真はコバルトブルーの花形の板を作り、
桜のパンチでくり抜いた銀箔をあしらって噐にしたものです。
深い色と箔の組み合わせが魅力です。

他の作品も紹介します
一つ一つは色も工程も異なりますが
同じ型で作っているので統一感があり
色とりどりの花が咲く、花畑のようです。

赤系のカケラを使い、
白いガラス粉で間を埋めました。
ガラス粉の独特の柔らかな風合いが素敵です。
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こちらは青系のカケラを使い、
カケラの間を透明のガラスの粉で埋めて噐にしました。
花びらの形も変えてみました。
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銀箔のガラス板を作り、花の形にカットして、
縁回りにミルフィオリを低温で焼き付けました。
とても華やかで盛り付けた料理が映えそうですね。
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透明のガラス粉に金赤を混ぜてベースを作り、
そこにミルフィオリを焼き付けました。
縁から拡散するように焼き付けたミルフィオリに
動きが感じられ素敵です。
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白と青のカケラを散らして
上から透明のガラス粉をかけて、
桜型の噐にしてみました
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カケラを一度加熱して丸いツブ状にして、
色とりどりにちりばめてみました。(下の写真)

同じ方法で繰り返し作ると
作品の仕上がりをイメージできるようになります。
どうなるか分からない状態で制作するのと大違いです。
色や柄が異なる器なのに、まとまりがあるように感じるのは
そういう理由からだと思います。
バリエーションのある作品群になりました。
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