色が不思議に重なりあう器(ガラス教室のS.N.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介  2022/04/10 (日) 00:07 水吉郁子
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S.N.さんは、作品(右の写真)を作ったときに
ガラス粉が余ったので、
それで新たに作品を作りました。
以前の作品と同じように
空の色の変化をイメージした作品です。

まず、同心円状にオレンジから水色に変化するよう
ガラス粉を置いて焼成し、ベース板を作ります。

この色の組み合わせは難しい組み合わせです。
しかも、ガラスは粉の状態だと白っぽく見え
色がよく分かりません。
なので、ガラス粉を置く作業は
仕上がりを想像しながらの作業になります。
また、焼成したら
想像したものとは違う結果になることもあります。
そこで、一旦焼成した後、
ガラス粉やカケラを重ねて焼く作業を何度も繰り返して
納得いくまで微調整します。
ここがS.N.さんの特徴です。

そうすることで
独特の深い不思議な色の作品ができます。
具体的に何かを描いているわけではないのですが、
吸い込まれそうな深い色合いは
思わず目が止まり、美しい~
色が物を言っています。

作品を持ち帰ったS.N.さんから
写真が届きました。
作品もお刺身の盛り付けも綺麗で美しいです。
でも、背景にお刺身パックが、、、、、
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