紙ナプキンの絵柄を時計にしました(S.A.さんの作品)

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ガラス教室の作品紹介, パウダーフュージング技法  2014/02/19 (水) 08:46 水吉郁子

ある日、紙ナプキン(2番目の写真)を持参して、『これを時計にしたい』と作者のS.A.さん。

まず、ベースになる白い板ガラスを作りました。
次に、絵柄になるオレンジとブルーの板ガラスを焼いて、
それを紙ナプキンの模様にあわせて綺麗にカットしてパーツを作りました。
模様にあわせて板ガラスをカットして研磨するのはとっても根気のいる作業ですし、
色ガラスの粉で模様を描いたり、型を使って色ガラス粉を振り掛けたり、
比較的容易く模様を描く方法もあるのですが
作者は敢えて板ガラスをカットする方法を選びました。
その方が厚みが出て色が綺麗に見えるからです。
その狙い通り、存在感のある作品になったと思います。

そして、パーツをベースの白い板ガラスの上に乗せて焼き付け、(一番下の写真)
最後に穴を開けて時計のムーブメントと取り付けて完成です。

普段生活している中に作品のモチーフになる物はたくさんあります。
そんな気持ちで眺めると日常の身の回りが違って見えてくるかも♪

これがデザインの元になった紙ナプキンです。

カットした板ガラスをベースの板ガラスに配置したところです。