作品を作るとき、どうしてもガラスの粉が少し余ります。
少しですけど棄てるのはもったいないので、
棄てずにとっておく人が多いのですが
粉の状態だと白っぽくて色が分かりにくい という問題があります。
そこで、N.Mさんは、
とりあえず焼いてガラス板の状態にして
保管しています。
その余りもののガラス板が溜まってきたので
それを使って作品を作ることにしました。

まず、溜まったガラス板を長方形にカットして、
棚板全体に並べます。
そして上から透明のガラス粉をかぶせて焼きます。
長方形が縦横に並ぶモダンな印象の幾何模様の
ガラス板ができました。

それを花のような形にカットして
中央に白い点々を描いて焼き付けて
スランピング技法で成型して完成です。

花の形にカットするところを見ていたのですが、
直線的な地の模様と丸い花の形はイメージが繋がらず、
少し違和感を感じるほどでした。
それが、白い同心円の点々を描き加えることで
かわいさと爽やかさが出ました。
この点々が不思議な調和を生みだしています。

花の形にカットする際、ガラス板に余りが出たので
同柄の豆皿も作りました。
こちらも可愛い！