左右に持ち手の付いた楕円皿(N.Y.さんの作品)
N.Y.さんはサギング技法で成型してボウルを作るつもりだったのですが、
失敗してしまいました。(下の写真)
サギング技法は、
中央に穴の空いたドーナツ状の型の上にガラス板を置き、
電気炉で加熱して柔らかくなったガラス板が
穴から落ちて伸びるのを利用した成型方法です。
うまく行けば、帽子のようなツバが付いた形のガラスができるので、
そのツバを切り落として磨けば、ぐい呑みやボウルになります。
でも、ガラスのツバの部分の幅が足りなっかたり、
ガラスが硬くて伸びが悪いと、
穴から落ち込むガラスに引っ張られて、
ツバの部分まで穴に落ち込んでしまいます。
それが下の写真です。
これは失敗なのですが、N.Y.さんは落ちてしまった形を生かして
ツバの部分を一部分切り落として、
持ち手のある楕円皿に仕上げました。(上の写真)
失敗しても、その状況に対応すれば大丈夫。
そんなモノ創りも楽しい♪