夏風が吹く大皿(M.M.さんの作品)
パウダーフュージング教室には決まったカリキュラムがないので、
各自が思い思いの方法で制作しています。
周りの人がやっていることが自然と目に入ってきますから、
「それ、面白そう」、「私もやってみよう」
ということがよくあります。
M.M.さんも周りで作っている人を見て、
超薄の網目状ガラスを使った 大皿を作ることにしました。
まず、コバルトブルーの超薄網目状ガラスを作ります。
こちらのページにも書いてありますが、
ガラス粉を薄く棚板に置いて、爪楊枝で形をとり、(下の写真)
電気炉で焼成すれば、
三角形の超薄網目状ガラスのパーツができます。
超薄網目状の三角パーツができたら、
手元にあったブルー系のカケラと合わせて棚板に置き、
上から透明のガラスの粉を被せて焼成した後、
レリーフ技法で模様を付け、
スランピング技法で成型して完成です。
三角の超薄ガラスの見え方が面白いですね。
空を飛ぶ鳥に見えたかと思うと、
波間に浮かぶヨットの帆のようにも見えます。
いずれにしても、夏らしいデザインです。
レリーフ技法のキラキラによって
夏の爽やかな風の雰囲気や、
陽の眩しさも伝わってきます。
そうめんを盛りましょうか。
それとも赤いすいかを盛りましょうか
夏に使ってみたくなる器です♪
同じ色味でこんな作品も作ってみました。